現場のプロが語る不動産投資の市場と
運営のコツ!をお届けします。
2018/05/18
最近、NYダウや日経平均が上昇を続け、そろそろバブルでは!?と言う疑問も頭を持ち上げてきたこの頃ですが、先日シンガポール在住で世界を飛び回る金融マンの友人とゴルフをする機会がありましたので、聞いてみました。
彼の意見を纏めると、現在の株式市場の状況はバブルではないということです。
そう判断する根拠としては、基本的に企業のバリュエーション(価値評価)を元に判断しているのですが、その中で分かりやすいものとして、PERをあげておりました。
現在、アメリカ株式市場のおおよそのPERは15倍です。
これが代表的なバブル相場と言われたドットコムバブル期では27倍であったとの事です。
つまり、ドットコムバブルと言われた時は、同じ会社の利益で、現在と比較すると約2倍の株価がついていたということになります。
これは一つの指標ではありますが、様々なバリュエーションを踏まえて現在はバブルではないと判断しているということです。
そして、「もし!」バブルに入った場合どのようなことが起こると予想されるか?ということですが、過去のバブル相場(適切と考えられる評価基準を超えて上昇し始めて、バブルが終了し下落し、適正の価格まで戻った状態。)を検証するとバブルの発生からその収束までおおよそ約3年という期間となっているということらしいのです。
そしてその間にバブル発生時点と比較して58%~104%の上昇を示しているということです。
つまりバブルが発生したと認識された時点で買ってもその後58%以上上昇しているということです。
最後にバブルを示すシグナルは何かという話がありました。
もちろん様々な指標をチェックしているようですが、長短金利の逆転が最も重要な指標であるということを言っていました。
長期金利ー短期金利=マイナスという状況が発生した場合、マーケットはバブルであり、近い将来急激な下落に転じる可能性が高いということを言っていました。
長文でしたがご参考にしていただければ幸いです。
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