現場のプロが語る不動産投資の市場と
運営のコツ!をお届けします。
2018/04/11
理想の貯金額は一人暮らしで収入の10~15%。共働きや実家暮らしとなると20%以上になります。
しかし、年代別の貯金額を見ると、平均こそ300万円を超えるものの、どの年代も30~34%が貯蓄ゼロの状態です。
この割合は、年代が上がっても、収入が増えても大きく変わりません。これには、ある法則が関係しています。
「パーキンソンの法則」をご存じでしょうか?
1958年にイギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱した法則です。
この法則は大きく分けると2つの法則になります。
第1法則 仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
簡単に言うと、「時間はあったらあるだけ使ってしまう。」という内容です。
例えば、「14時~16時で会議」とスケジュールが入っていると、本来ならば50分で終わるような内容だったとしても、
会話のスピードが遅くなったり無駄な議論が増えることで2時間たっぷりと使ってしまうという事です。
こんな経験、日常的にあるのではないでしょうか。
はっきり言って無駄な1時間10分ですが、パーキンソンの法則によって時間の創出が邪魔されてしまいます。
また、提出期限が2週間後と言われてたら、その日の午後に終わる内容であっても、提出が期限ギリギリになってしまうのもパーキンソンの第1法則の例です。
第2法則 支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
第1法則が時間に関する法則であったのに対し、第2法則はお金に関する法則です。
これも、簡単に言ってしまうと「お金もあったらあっただけ使ってしまう。」という内容です。
言ってしまえば、「毎月の収入を全て使い切っちゃう人は、毎月の収入が100万円になろうと1000万円になろうと使い切っちゃうでしょ。」を皮肉を込めて法則にしたものです。
日本は昔から貯金が生活習慣に根付いていると言われていますが、
2000年以降、貯金額が0の世帯が増え続けていることから、決して日本人には関係ない話とは言えませんね。
つまり、人は時間もお金もあったらあっただけ使ってしまう習性があるのです。
その理由ははっきりとわかっていませんが、人類の歴史の中でこれだけモノが豊富にある時代はほんのわずか。
飢餓に苦しんだ時代の名残だと考えられます。
とは言え時代の変わった現代、お金をあったらあっただけ使っていては身が持ちません。
そこで私が考える対策が、「毎月決まった金額を投資に回す。」ことです。
毎月、一定の金額で株式を買ったり、不動産を買ったりすることで、見た目の収入を減らして無駄な支出を省くことです。
なぜ貯金ではなく投資かというと、先にも述べたように、パーキンソンの法則のせいで貯金のできない人が増えているので、
株式や不動産を買うことで、「貯金ではなく買い物をしている」という意識を持たせるためです。
不動産の場合、キャッシュフローが出た際は、繰り上げ返済や修繕積立にすることで無駄な支出を減らすことができます。
株や不動産よりも仮想通貨の方がいいのはないか?という話もあります。
ビットコインは何もしなくても、寝ていても値上がりしたなんて言う人もいるが、人間、寝て待つだけほど難しい事はありません。
すぐに利益確定したくなったり、他の仮想通貨に乗り換えたりしたくなるのが人間です。
株式であれば株主総会で意見を言えますし、不動産オーナーであればリフォームや広告を使って入居者を増やす対策がとれます。
自身がプレイヤーとなって熱中していた方が迷ったり判断が遅くなることも少ないと思います。
収入の割に貯金ができていないと思った時こそ投資を始めてみてください。
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