現場のプロが語る不動産投資の市場と
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2017/09/09
若者を中心とした、「車離れ」や「バイク離れ」が進んでいるという話は色々なところで耳にします。
少子化や維持費の問題、お金の使用用途の考え方の変化等々、様々な理由が考えられますが、それでも私はまだ賃貸物件を探す上で、
バイク置き場のニーズは高いのではないかと考えています。
それは、「車離れ」と「バイク離れ」に大きな違いがあると考えているからです。
「車離れ」の大きな要因として考えられているのが、「カーシェアの普及」です。
ここ数年でステーション数も急激に増え、低コストで24時間利用が可能、高い駐車場代もかからないことから、都心の若者を中心に
車離れが進んでいます。
【わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移】
◆2010年1月→車両台数:1,265台/会員数:15,894人
◆2016年3月→車両台数:19,717台/会員数:846,240人
◆2010年~2016年の6年間で、車両台数は約15.5倍、会員数は約53.2倍に増えています。
(※公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団調べ)
対して「バイク離れ」の大きな要因に挙げられているのが、「違法駐車取り締まりの強化」です。
2006年から道路交通法が改正となり、民間委託の駐車監視員による取り締まりが強化されました。
その為、今までは物件のすぐ近くに適当に(違法に)停めていた人も駐輪場が確保できず、手放すようになりました。
賃貸物件を探す上で、バイク置き場の有無は非常に強いメリットになります。
以前私が埼玉に引っ越した時に、バイク可を条件に物件を探したところ、数件しか候補を見つける事が出来ませんでした。
その時は、相談した不動産屋の管理物件で比較的敷地スペースの
ある物件の大家さんに直接確認してもらい、物件を決める事が出来ました。
特に私のような中・大型バイクは、賃貸物件の検索で出てくることがほとんどありません。
バイク全体の保有台数のピークは1985年で、そこから総台数は減ってきています。
しかし細かく見てみると、実は中・大型バイクの保有台数は少しずつ増えてきています。
【二輪車保有台数】
◆1985年→全体:1,818万台(50㏄以下:1,460万台/51㏄以上:357万台)
◆2016年→全体:1,121万台(50㏄以下:589万台/51㏄以上:531万台
(※国土交通省、総務省)
もちろん物件にスペースがあっても、バイクの騒音やイメージの悪さから一概にOK出来ないというオーナー様もいると思います。
そんな時は「バイク相談可」という形で募集の枠を広げてみる事も一つの手段ではないかと思います。
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